ミヒャエルエンデ「モモ」

NHK100分で名著8月の図書は、
ミヒャエルエンデ「モモ」
そうか、モモか!と古い本を読み返してみることにしました。
「時間泥棒から盗まれた時間を人間に返してくれた不思議な女の子の物語」
ハラハラするような冒険ものの中に、エンデが伝えたかった言葉がキラキラ✨光っています。若い時の読み方とはやはり違った感動を覚えました。
ここ数日、夢中で読んでいました。
モモの物語で最初に語られているのは「聞く力」
相手の話を聞きながら否定も肯定もしない。そうすることで話している側が自分で解決策を見つけていく。悩んでいる人たちは「モモのところへいきなさい」と薦められます。モモのように聞くことは大変難しいことです。
そして、登場人物の中で道路掃除夫のおじいさんのベッポが言う「いちどに道路全部のことを考えてはいかん。次の一歩のことだけ。いつもただ次のことだけ」この台詞も素晴らしいです。
若いときより今の方がぐっとくる台詞です。😆
この物語のテーマ「時間」とは
ここで私の大好きな日野原先生と同じ答えが返ってきます。
「時間」とは「いのち」のこと。
灰色の男が人間から無駄な時間を奪い、人間はどんどん忙しくなっていきます。
その方が時間を有効に使えると、お金儲けができると、灰色の男がそそのかすのです。
でも実は忙しくした分だけ、大事なものも失っていくのです。
今の世の中の状態とぴったり合わさって見えました。
もし、今モモがいて私たちに時間を取り戻してくれたら。私たちは今度こそ大切に使うことができるでしょうか?
コロナにワクチンができ、元の生活に戻ったら、また同じ過ちを繰り返すのかも。
そんなことを問われている気がしました。
人間には時間を感じるために心がある。
これもエンデが言った言葉です。
無駄な時間を減らせと時間泥棒にそそのかされても、しっかり物事の本質を見極めること。
このタイミングでモモを読み返してよかった!
この夏の読書に「モモ」オススメです。👍

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